霧ヶ峰について

霧ヶ峰は、八ヶ岳中信高原公園内にあります。

天然記念物に指定されている「車山湿原」・「八島ヶ原湿原」・「踊場湿原」といった湿原や貴重な自然を持つ美しい高原です。

年間300万人もの人々が訪れる観光地としても有名な霧ヶ峰は鎌倉時代から行われてきた

火入れ・放牧などの人との関わりによって、自然環境を維持されてきました。

霧ヶ峰には日本が代表する高層湿原があります。高層湿原の分布は本州中以北に限られ、

高緯度の北海道地方では平地でも見ることが出来ますが緯度が低くなるにつれて高山帯に点在するようになります。

霧ヶ峰の湿原はその一番南にあると言われ

「車山湿原」・「八島ヶ原湿原」・「踊場湿原」の3つ湿原があります。

この3つの湿原は天然記念物にも指定されており学術的にも貴重な高層湿原です。

※湿原とは…多湿低温の土壌に発達した草原で動植物の枯死帯の分解が阻害されている為、地表に泥炭(でいたん)が堆積している場所のことを言います。構成植物・生態条件などにより低層・中層・高層湿原などに区分されています